現在、同社が新薬メーカーから受託している長期収載品は313品目(54社)で、処分前の268品目(54社)から45品目増えた。5月に見送った後発品薬価基準収載については、次回の11月は収載する方向で検討中だという。
昨年度の売上高は、469億円(前年度比11.5%増)。利益面では、工場などへの設備投資や営業面での人的投資により、営業利益59億円(2.5%減)、経常利益53億円(0.1%減)、純利益26億円(11.0%減)の減益だった。
■社長交代は9月末に
同社の担当者によると、新谷重樹社長は組織革新のため、不祥事後に立ち上げた「再発防止委員会」で再発防止策をまとめる9月末をめどに退任の意向を示しているという。新谷社長は代表権のある会長に就任し、島田誠専務を社長に充てる見通しだ。
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